よくある質問

FAQ

歯周病に関する質問

Q.どんな症状に注意すればよいでしょうか?

A.常に歯ぐきが赤く腫れていたり、 歯磨きで出血がある場合は注意が必要です。
このような症状が出た場合は、歯科医院にご相談ください。

Q.歯周病は何歳くらいの人に多い病気でしょうか?

A.歯周病は30歳代から発症率が大きく増加しますが、若くして20歳代でも発症する人は一定数います。
健康な口腔内の維持のために、歯周病の予防策を若いうちから考えていきましょう。

Q.どんな検査をするのでしょうか?

A.歯周病の診断には、いくつかの検査があります。たとえば、歯周ポケットの深さを調べるためにプローブと呼ばれる器具を使用する、プロービング検査。歯を支える骨の状態を確認するために、エックス線写真を撮影する、レントゲン検査。また、歯周病の原因となるプラークの付着状況を調べる検査などがあります。

Q.歯磨きだけで治すことはできないのでしょうか?

A.歯周病のうち、表面的な歯肉の炎症にとどまっているようであれば歯磨きがしっかりできていれば改善できますが、歯ぐきの中までばい菌が付着しているような歯周炎の場合は、歯磨きだけで治すのは難しいです。また歯に対して歯石が付着している場合には通常の歯磨きでは歯石は除去できないため、たとえ軽度の歯肉炎だったとしても歯科医院などの専門機関で治療しないと改善は難しいです。
そもそも歯磨きがしっかりできているかは自分では判断できないことが多いです。つまり歯磨きで治すことのできる軽度の状態もありますが、それにはしっかりとした歯磨きの知識が必要ですので、歯科医院の先生や衛生士さんに教えてもらいましょう。

Q.通院期間や頻度はどのぐらいでしょうか?

A.歯の表面についている歯垢や固い歯石をとるには約1~2回、歯ぐきの深い所に付着している歯石をとるには、さらに1~6回程かかります。その他、外科的に歯周病を治療する場合は、さらに数回がかかります。 歯周病の状態によって、治療計画がかわるので、かかりつけの先生とよく相談して下さい

Q.歯石を取ったら歯がしみます。どうすれば良いでしょうか?

A.歯科医院でする処置は、しみ止め薬やコーティング剤を塗布することです。また、ご家庭で歯がしみるのを止める成分が入った歯磨き粉を継続的に使用することで、症状が軽減することもあります。

Q.歯を抜いた後はどう治療するのでしょうか?

A.主に3つの方法があります。
①隣同士の歯を削ったり、かぶせ物をはずして、歯を繋げて固定式のブリッジにする
②残っている歯に、バネで維持させる取り外しの入れ歯をいれる
③歯のない部分に外科処置をして、歯を植える固定式のインプラント処置を行う

Q.自分の歯を残してもらいたいので歯科医院に行ったのですが、抜いた方が良いと言われました。歯周病の治療をしても自分の歯が残らないのでしょうか。

A.歯を残すために歯科医院を受診したにもかかわらず、歯を抜くよう勧められた場合、驚かれたかもしれません。歯周病の治療によっては、歯肉の炎症を大きく改善することができ、歯周病の進行をほぼ止めることができます。ただし、歯科医院に訪れた時点で歯周病が進行しすぎており、歯を支える骨が減っていたり、完全に失われていた場合、治療をしても歯の動揺が残り、咀嚼機能が十分に回復しないことがあります。
また、そのような歯を残した場合、隣の歯の歯周病の進行を促進する可能性があります。さらに、動揺する歯には歯周ポケットが再発しやすく、細菌が蓄積され、血液中に侵入して全身疾患(生活習慣病など)のリスクを増大させることがあります。以上の理由から、時には歯を抜くことが選択肢になる場合があります。

Q.治療をすれば口臭も改善するのでしょうか?

A.口臭の原因が口腔内にある場合、もっとも疑われるのは歯槽膿漏です。よって、歯周病が進行している場合、治療をすると、口臭が改善することは多いです。歯周病菌はメチルメルカプタンというガスを産生して、口臭が強くなります。自分では気付きにくいですが、周囲の人は気付きやすい強烈な臭いです。しかし、口臭の原因が口の中にある場合でも、原因が歯周病以外では、歯周病治療を行っただけでは口臭が治まらないこともあります。虫歯による歯の穴、被せ物のすき間、舌の汚れ、口腔がんなどが考えられますので、かかりつけの先生に相談して下さい。

Q.治療後に再発する可能性はありますか?

A.歯周病治療を行っても、しっかりとブラッシングができていなかったり、歯科医院で定期的なメンテナンスをしないで放置した場合、悪化することがあります。

Q.口呼吸は良くないのでしょうか?

A.
①虫歯・歯周病、口臭の原因になる
口の中には細菌が住んでいて、その細菌を取り除いたり、汚れを洗い流したりする大切な働きをするのが「唾液」です。普段は常に出ているのが正常な状態です。しかし、口を開けて息をすると、口の中が乾燥して唾液が十分に働けなくなってしまいます。この状態が続くと、虫歯や歯周病の原因になる細菌が繁殖しやすくなり、それらの病気を進行させる原因になります。

②歯並びが悪くなる
口を開けて長時間呼吸をすることは、歯並びの悪化を引き起こす可能性があります。歯並びは、舌の内側からの圧力と唇や頬の筋肉からの外側からの圧力のバランスが整うことで自然に整列します。しかし、口を開けたまま呼吸をすると、唇や頬の筋肉からの外側からの圧力がかからなくなってしまい、歯並びの問題を引き起こす可能性があります。たとえば、出っ歯や受け口などです。

③風邪や感染症・アレルギーになりやすい
口呼吸は風邪や感染症、アレルギーなどにかかりやすくなる可能性があります。鼻呼吸は外気を取り込む際に細菌やウイルスを除去する機能や、空気を加温・加湿して気道に適した状態で届ける働きがあります。しかし、口呼吸では防御機能が弱まるため、細菌やウイルス、塵などを直接取り込みやすくなります。

④老化を促進する
口呼吸は口周りの筋肉を緩めて、使われない筋肉を衰えさせます。口輪筋が緩むと、周りの表情筋も緩み、皮膚のたるみにつながります。この皮膚たるみは、目元や口元のしわの原因になります。また、舌の位置を固定する筋肉も衰えるため、二重あごやいびきの原因になることもあります。

虫歯治療に関する質問

Q.歯が痛いです。虫歯のせいでしょうか?

A.歯の痛みは、虫歯がもちろん原因であることはありますが、他にも歯周病、歯の破折・ひび、歯以外の部位からの関連痛など、さまざまな要因で起こりますので、かかりつけの先生に相談してください。

Q.痛まない虫歯は治療しなくて良いのでしょうか?

A.痛まない虫歯でも、大きくなってる場合があり、その虫歯が原因で神経が腐敗していることもあります。また、神経の治療された歯は虫歯になっても痛まないので、定期的に歯科医院でチェックしてもらいましょう。

Q.フッ素で虫歯を治すことができますか?

A.初期虫歯であれば、フッ素で、虫歯が元に戻ることはあります。しかしある程度進行した虫歯では、フッ素だけでは治療することできません。フッ素には歯の質に虫歯の抵抗性をもたせ、虫歯になりにくくする働きがあります。特に生えてきたばかりの歯にはより効果的です。 歯科医院で定期的にフッ素を塗布しましょう。

Q.虫歯になりやすい歯はどこですか?

A.歯と歯の間や歯の根元が特に虫歯になりやすい場所です。虫歯にならないように、歯間ブラシやフロスなどの補助器具を使って清掃するのがお勧めです。

Q.年を取ると虫歯になりやすいのでしょうか?

A.唾液が減少して、虫歯になりやすくなります。特に歯と歯の間の根本が虫歯になりやすくなります。この部位の虫歯は、小さくても大きく削って神経を治療しないといけなくなり、治療が困難になります。そうならないためにも、歯科医院で定期的に虫歯を予防することが大切です。

Q.神経を抜いて困ることはないのでしょうか?

A.歯がもろくなり、歯にひびがはいったり、破折しやすくなります。歯の根元が破折すると、歯を抜かないと治療できない場合が多いです。 虫歯が大きくなって、神経の治療をしなくていいように、定期的に歯科医院で虫歯を予防しましょう。

「いつまでも自分の歯で、おいしく食事をしてもらうこと」
それが私たちの願いです。